コタツにくるまっていると
下の方で子供たちの遊ぶ声がした
声はアパートのコンクリートにはね返り
不思議な響きを伴なった
夕方の灰色の空気の中を
それらは涼しげに私の耳に届いた
空は曇り
そして、それも灰色だった
シーソーの音や三輪車のカチャカチャという音がする
火薬ピストルのパチパチと鳴る音や
ガキ大将のどなり声がする
コタツに入ったまま
半分意識が朦朧としたまま
それらを耳にし
灰色の大気の中を快く走り回った自分を思い出している
昔の自分を思い出している
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