青春は去った
日の当たるポカポカしたバスの中ではしゃいでいるうちに
僕の手から離れていってしまった
青春は制服で固められ
毎日机に向っているだけで終わった
アルバムの
楕円形の枠組に統一され
時がそれを均等に運んだ
何も行動できず
青春は去った
青春は去った
白い山で快楽をむさぼっているうちに
僕の心から離れてしまった
過去は数々の酒で濁り
体中油だらけになった
もう
逃げ場がない
絶壁の淵に立たされ
僕は強暴な時という追っ手の前にひれ伏し甘えた
「あとニ,三年このままにさせてくれと…」
青春は去ってしまっていたが
青春は去っていた
赤い小さな彼女を送ったときに
時の歯車が一廻りして
僕の番が下になり
彼女の番が上にきた
そのときに、薄々気が付いていた
こんな愚痴を許してくれ
青春は去った
写真の人は話しかけてはくれない
紙の文字は語りかけてはくれない
青春は去った
この春のように
日の当たるポカポカしたバスの中ではしゃいでいるうちに
僕の手から離れてしまった
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