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2011年12月12日月曜日

つらい再会だったのでしょう

再会



夢のような軽い心持ちで

銀白色の列車が目の前を通り過ぎた

トンネルの中で

光は鈍く

車体の輪郭はボヤけ

走る振動さえ夢の中でのようだった



黄土色の

萎れたコートを着た君は

重いボストンバッグを下げ

私の目の前に現われた

黒い髪と黒いまゆが私の記憶を

よみ返らせ

愛らしい鼻先は過ぎ去った学生時代を彷彿させた

そして、あの、白いベレー帽をかぶっていた



何も言わず会釈をし





誰もいない

寒々としたプラットホームを

二人で歩いた

二人の靴音だけが聞こえた



ああ、なつかしい人よ

あなたは私のすばらしい日々と共に去り

再びやって来た

そのうるわしき人よ

あなたは私が昔をなつかしむように

浮かんでは消えてゆく幻だった



再び会えた喜びを

この螢光燈と石で固められた床の上に
私は踏みしめている

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