凍れる遊園地は
小さな駅の前にあった
二人でよく来た駅の前に…
そしてその遊園地は
今は闇に消え
照明に照らされた空の観覧車とティーカップが、からから回っているだけだった
あの時は大気も凍れるようで
二人でコートの襟を立て耳を押さえた
そしてその遊園地は、今は空虚へと去り
誰もいないゴンドラとメリーゴーランドがぐるぐる回っているだけだった
二人で来た土曜の午後には
木馬の背には、まだ君のぬくもりが残り
空中飛行機は希望を乗せてはいたが…
誰も彼もがこの遊園地を去り
空々しい音楽が凍れているだけだった
それは
夜の闇の中で
光も出さずに
じっとうずくまっていた
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