この軽やかな心よ
そして、この怠惰な体よ
私は暗く冷たい風の中を疾走するトナカイのように
重い雪をはねのけ
心はプレゼントを運ぶ時のように揺れていた
しかし、人々は悩んでいた
ガムを噛み
クツを蹴飛ばし
タンを吐き
他人に体当たりをして……
谷間に彼女は消えて行った優しい恋人と共に…
つい五分程前のあの楽しげな会話と笑い声はどこかへ消え去り
いや!
私の脳裏には根強く残っているのだが…
赤と紺のコートの色を目印に
彼女の後ろを歩いた
この騒々しくやり場のないターミナルのどこかへ迷い込みそうになりながら
二人の距離は遠ざかり
もう手の留かないものとなってしまった
こみ上げる裏切りに対する怒りを抑えている内に
全てが元通りになり
私は都会のゴミに適合し
その一員となっていた
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