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2011年4月30日土曜日

中学2年生の時 1970年 東京都八重洲地下街の地下駐車場で車に乗っている時浮かんだ詩です

夜の地下駐車場で

蛍光燈で反射した扉を開くと
狭い通路があり
『八重洲地下街へ』
『東京駅へ』
『鉄鋼ビルへ』
と、三つの標識があった

これは、地下街へゆく道
これは、駅へゆく道
これは、ビルへゆく道

人の気配は料金所だけ

年老いたチケット係が二人
夢の中で動めいて
疲れ切った様子をしていた

2011年4月29日金曜日

核兵器と原子力発電に対する怒りと悲しみを表現しました


今、白い羽を生やし
君の所へ飛んで行きたい
でも、足首を黒い悪魔に握られて
飛ぶことができない
光を失った広告看板のように
全ては黒ずんで醜くなった

爆発は終わりの象徴
人類最終戦争の後の世界のように
風の谷のナウシカのように
放射能で満ちた世界に
人々は口にマスクをして生きている
見ることのできない悪魔は
角砂糖4個でこの地球上の生命を全て死滅さす
不幸にしたり不安にさせたりして
ジワジワと私を殺していく
街は屍で満ち溢れ

もう誰もいない
みんな死んでしまった世界
悪魔に魂を売った我々は
全滅した