北方の風を浴びにゆく朝
起きる少し前
飛行機の宣伝放送と
車の音
小学校のチャイムの音
テレビの音
家族の笑い声を
聞いた
この街がつまらなくて
疎外された生活がいやになって
上野駅で
北方の風を浴びに
切符を買った
全ては
赤いランプだけで
存在を示した
田舎では
権兵衛が苦労して
玉を大きくしているのが目に浮かぶ
しかもあぜ道で
北方の風を浴び
体が震えて
凍えてしまうまで
外に立っていたい
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