月面に人類がその足で立った時
人類は黒の中にある
そして
青い地球を見て
涙を流した
自分の犯した罪が取り返しのつくものでないから
やがて
その涙は
彼の宇宙帽の中をいっぱいにし
涙は月面へあふれでた
乾き切った月面は
「ジュー」と音をたてた
青い地球の
その底の生活を見てしまった
母なる地球すら
孤独な宇宙のでしかない
この月とも関係はない
存在の不思議を想い
誕生の不思議を想い
そして死を想う
もうまもなく、彼の酸素はなくなる
もうすぐに、彼は粉々になって月面に散るだろう
そんな彼の銀色の服が
しだいにくにゃくにゃになっていった
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