列車は小刻みに音を立て
私を追い越してゆく
冷たい車輪はとめどもなく廻り
私を追い越してゆく
立ち去った君は
瞳に涙をたたえていた
それは怒りか悲しみか
私はどうすることもできず
ただ
ターミナルに発着するバスをながめていた
激しく熱いものが私の中を突き抜け
声も出せず
歩くこともできず
食べかけのケーキを握りしめた
言いたいことが口に出ない
なんと、もどかしく
はがゆいことであろうか
私の心は伝わらない
全て私のせいなのだ
男らしく決断もできず
ただ中宙りの甘い空気の中で
君を見つめていただけ
列車のように
君は振り向きもせず
遠く過ぎ去った
打ちひしがれ
もうどうすることもできず
全ては終わった
0 件のコメント:
コメントを投稿