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2011年11月17日木曜日

創作の状況は覚えていません

つかの間の平和



広い待合室に1人編み物をする女がいる

車の中から見る空はあまりにも青くて

太陽の光はあまりにもオレンジ色で

高層ビルはあまりにも光り輝き

私はアメリカにいるような気分になる

東京にも未知の町並があるのか……



編み物をする女が振り向くと

車が横切る非人間的な横断歩道が拡がり続け

サイレンが鳴り

時計台が時をさす



そして車は消え去り

人々の優しい声が街に浸透してゆく





時代遅れのシュプレヒコールがかすかにごだまし

屈辱的な黒いバンドエイドを

傷に押しあててみる

2つの大国の

無法な脅しにはさまれて

右往左往するこの街は

あまりにも明るい



人は道化師になりすぎて

素直に酔えなくなっているというのに……

それにしても

この街はあまりにも明るい

ブルーペンガラスを通して写る

幼い時の空のように明るい



人と同じように生まれて死んでゆくこの街に
せめておめでとうと言いたい

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