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2011年5月17日火曜日

高校生の詩だな

自分の城壁


壁の向こうに薔薇色の夢がある
すすけた狭い路地裏には、片道四車線の広いアスファルトの道がある
その向こうにはハイウェイ
その上を車が快よく走る


空は真青だった
路地は黒と灰で囲まれている
袋小路の突き当たりに一筋の光がある
そこに目の飛び出した男
下を向いてこちらに歩いて来る
「ここは突き当りだよ」
男は口を大きくあけ、よだれをたらした
「ワッハッハ」
―男は消えた


突き当たりにある光はあたりをさらけ出す




壁を押してみる
秘密の扉は開かれた
が、再び細く暗い路地の世界があった


アパートの女が言った
「洗濯物が汚れるでねえか!」


路地裏の死体が僅かな青空を見つめている
高速道路には相変らず車が走り
裏通りも車で賑やかだ


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