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2011年5月3日火曜日

小学生の時、いつも寝床で思っていたことを中学生の時詩にしています

川崎のアパート

僕は今、とても健康

元気です

でも枕の底から足音が聞こえてくる
過去のイメージから
黒のフロックコートを着た男がやってくる

幅の狭いアパートの階段を
際限もなく
際限のない階段を
際限もなく高いアパートを

たった一人で登ってくる
「ほら」
また体の向きを変えた

ザクザク
ザクザク


だれかな?

彼は
最上階にある僕の部屋に
何か用でもあるのだろうか?
彼の到着で僕はどうなるのだろうか?
僕を殺しにくるのかな?

僕の鼓動と彼の足音は比例している
だから鼓動を早めると彼は早足になり
僕の所へ早く到着してしまう
もうかれこれ一割がた登ってしまっている
地上から遠ざかっているぞ

彼は決して休まない
食事もとらない
睡眠もとらない


ザクザク
ザクザク

だれにも会わない暗い階段
彼が私の耳まで登りつめ
足音を止めて
かん高い音でドアをノックしたら
私は死ぬ

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