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2011年11月20日日曜日

妹の結婚式のあとの夜、九州の従妹と一緒に六本木のグループサウンズバーでらんちき騒ぎをしました

午前4時



このエア・サプライの曲も機上の君の耳に届いているだろうか?



泣いてしまった僕

人は君の思い出話ばかりしている



バルコニーから見ると街は輝き

人は笑い、語らう

こんな酔いは初めてだ

全てを拒絶する僕は

黙り込んで人の後ろをついてゆく



今宵は騒いで騒いで騒ぎまくろう

馬鹿笑うんだ



でもコミックバンドのしらけた笑いが

心の中に入って来ない





なつかしいグループ・サウンズをやっている店にいこう

君と行った海を思い出すために



そして午前4時

タクシーで霧の青山通りを家に向って飛んでゆく

君のいる超高層ホテルを横目で見ながら…



だって生まれた時からそばにいた君

4分の1世紀一緒に暮らしてきた君

1つの根から生まれた2つの花

その1つが切り取られた……



もういい………



疲れた体から

このオフコースの曲を君にあげる

2011年11月19日土曜日

どこかに旅行に行った帰りに東京を見た感想でしょう

死の街



久しぶりに自然の川を見たあと

東京へ向って行く

すれ違う通勤列車は

都心から毎夕

疲れ切った人間を詰め込んで

郊外へとはき出してゆく



そして夜になると

コンクリートの壁の向うで

救急車の音と

つんざくような女の悲鳴が

同時に聞えた



又、1人殺された



非情なこの街はどこまでも続く

冷たいこの街はどこまでも登る

全ては闇の中に葬り去り

骸骨がいっぱいだ



この街に美はない





全ては闇の中に葬り去る

2011年11月18日金曜日

渋谷で恋人と別れたときです つらい思い出です

青春の黄昏



今日、青春は黄昏て

窓の外はやがて赤く染まる

ちょっとした興奮は去り

久しぶりに

1人きりで澄んだ都会の空を見る

君からの電話はあるだろうか?

外が暗くなるまで待ってみよう

暗く冷たい月の街で

君と賑やかな店でお茶を飲むだけでいい

君の細い肩を見たとき

僕の心は決まった

1人の人を愛することがこんなにむずかしいのに全ての人を愛することはどんなにむずかしいかを

あのときひとこと君が声をかけてくれたら

僕と君の間は変っていたかもしれないのに







君からの電話はない

2人で青春の黄昏に乾杯したいだけなのに



走り去る車は君なのかもしれない

2011年11月17日木曜日

創作の状況は覚えていません

つかの間の平和



広い待合室に1人編み物をする女がいる

車の中から見る空はあまりにも青くて

太陽の光はあまりにもオレンジ色で

高層ビルはあまりにも光り輝き

私はアメリカにいるような気分になる

東京にも未知の町並があるのか……



編み物をする女が振り向くと

車が横切る非人間的な横断歩道が拡がり続け

サイレンが鳴り

時計台が時をさす



そして車は消え去り

人々の優しい声が街に浸透してゆく





時代遅れのシュプレヒコールがかすかにごだまし

屈辱的な黒いバンドエイドを

傷に押しあててみる

2つの大国の

無法な脅しにはさまれて

右往左往するこの街は

あまりにも明るい



人は道化師になりすぎて

素直に酔えなくなっているというのに……

それにしても

この街はあまりにも明るい

ブルーペンガラスを通して写る

幼い時の空のように明るい



人と同じように生まれて死んでゆくこの街に
せめておめでとうと言いたい

2011年11月16日水曜日

大病して入院中に書きました

病の床から



僕が南側のテラスで木々たちと話しをしていると

君はそばにやって来て、涙を流した

君の好きな「チューリップ」の歌を僕はせいいっぱい歌い

木々が風になびくのを聞く

何の不満もない

何も不幸もないと思っていた

「チューリップ」の好きな君の心の中に

こんな寂しさがあるなんて思ってもいなかった

部屋の中には心地よい光と風が通り抜け

グリーンに近い壁紙も涼しげに見えるというのに

でも僕は君の運命を知ってしまった

その後の大きな試練を

2011年11月15日火曜日

筑波の磯崎新設計 ポストモダニズムのホテルに泊まった時の詩です

ハイテクノロジーの街



ホテルの正方形の窓から見ると

カンピドリオが下に見え

賑やかなカーニバルが始まった

この街は計画された街

緑豊かで

ウバ車を押した

ニューファミリーが住んでいる

全てが東京と反対で

東京より住みやすそうで

東京がゴミタメに見える

ハイテクなスタイルのビル

ソーラー熱源の温水プール

赤いヘルメットをかぶった

学生夫婦

ハイタッチ・ハイタッチ

外国人エンジニアと英語

高知識・高学歴社会

住民の教育レベルが高く

ドクターがそこら中にいる街

ヘルシーでヘルシーで

スポーツ・スポーツ





道は延々と広がり

歩く人は少ない

それに、少々のアバンギャルドもある

スーパー・マーケットまでは随分と歩くが

車があれば生きてゆける

いい街だなあ?

人生最悪の裏切りの日に書きました

本埜



通りから見える家族

噴水の脇での出会い

吹抜で座る私

上からのぞく家族

反発と絆

空間を通して意識し合う

囲む自然の中で

人々のドラマが始まる

時は午後2時に刻まれた