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2011年7月23日土曜日

夏の青山通りで書いたかな?

夕立ち

ドロドロとした
アスファルトの膚は
カサカサに乾き
ほこりが舞い立ち
汗線のジワジワした穴だらけだ
穴からはヒーヒーという苦しげな声
のどがカラカラであるらしい

そこへ
大粒の雨が降ってきた
瀕死の膚は
その汗線から救いの手を差し延べる
穴からはたくさんの手が出てくる
それは
もがき
うるおい
からみ合い
揺れている


「アアッー!」

そのグロテスクな膚は
ブツブツ煮えている
グチグチ
ブツブツ
乾いた灰色は消え
黒い両生類の粘膜で覆われる
グチグチ
ブツブツ
手は引き込み
毛が延びてくる
毛はユラユラと揺れる
毛穴からは蒸気が出てくる
その蒸気で、毛もまた揺れる
風になびくような
黒い草原になる

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